2010年7月11日
Total eclipse of the heart
「ボス、ご苦労様です。」
「おう。」
野次馬をかきわけてながら、ボスを誘導していくのは
先日、結婚したばかりの、新婚ホヤホヤのミヤキ警部補である。
現場に入ると、若い小林刑事が近づいてきた。
「ボス、ご苦労様です。」
「挨拶はいい… で!状況は…」
「害者は、コグレテイオー、ここの従業員です。
殺害時刻は、10時~午後2時の間、狙撃されたものとみて
間違いないと思います。」
状況報告をしている小林刑事の横で、直立不動でボスへ
新婚ホヤホヤのミヤキ警部補が大きなあくびをしていた。
「なんだ、警部補!新婚ボケか?」
「いいえ、とんでもないです!昨夜は、当直だったもので…」
「ならいいんだが…」
後ろで小林刑事が笑いをこらえていた…
「で!第一発見者は?」
「はい、別室で待たせてあります。ボスの到着を待ってからと思いまして
まだ何も聞いてません…」
そう言いながらミヤキ警部補は別室のドアを開けた。
そこには、若い男が一点を見つめたまま椅子にかけていた。
「君が発見者だね…?最初に見たときの状況を教えてくれるかい?」
「 …… 。 」
「どうした?何故だまっている?」
「 ……。 」
「おい!警部補!なんで彼は何もしゃべらない…」
「はいボス!実は、ずっと震えているだけなんです。」
「名前もわからんのか?」
「…はい。何も答えないもので…」
「この社員証、彼じゃないんですかね?」
そう言って、小林刑事は、ミヤキ警部補に社員証を手渡した。
「間違えないですね!この写真。
えー 。名前が、マスモの モ は、茂林寺のモとあります。」
「長いな…」
「いやボス!でもそう書いてあります!」
「まぁいい。社員証にそうあるのだから本名なんだろう…
マスモのモは茂林寺のモ君、君が見た事を話してくれるか?」
「 ……はい。 」
次週へ… 《 この物語はフィクションです。》






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